地球に降り立った火星人

様々な誤解

「火星人が人間に混じって社会に入り込み、スパイ活動を行なっているようだ。」以前私のもとに、そのような匿名の投稿がありました。今となっては笑い話ですが、ほんの少し前までは、宇宙人が地球を訪れることをまるで宇宙戦争か何かが始まるかのように考えていた人が実際にいたのです。

人類が初めて火星人からの電波を受信したロシアの天文台においても、職員のなかには火星人との交信を危険と訴えた人が多かったようです。これは、火星人の地球におけるスパイ活動にうまく利用されるのではないか、友好のためではなく、地球を破壊しに来るのではないか、といった懸念があったためです。数年前までは、火星人地球侵略説を唱える学者が存在していたのです。


資料1 ロシア宇宙科学センター天文台

 

現在火星人は、都市を中心に我々の暮らしに入り込んでいます。彼らはまるで人間のように振る舞い、あたかも古くから地球にいたように、ごく自然に私たちの周りに存在しています。私たちは、新たな隣人である彼らの存在を別段意識することもなければ、特に危機感を感じることもないままに、従来どおりの生活を続けています。

この一連の動向は、驚くべきことではない、と火星生物の研究家として知られるロシアのL教授は語ります。「火星人の目的は、当初最も恐れていた地球侵略ではなかった」という同氏は、さらにこう付け加えました。「私たちは、火星や太陽系、そして宇宙そのものについて、あまりにも知らな過ぎる。彼らは、地球人類が初期の文明を持つよりずっと早い時期から、何度となく地球を訪れている。彼らは私たちと直接コンタクトを取るようになったが、それは地球の衛星が初めて火星に向かった直後からだった。彼らが、自分たちと同等の科学を持つ種として、人類を認めたということなのかも知れない。私たちは、彼らとの友好を通じて、多くの知識を得ることができるかも知れない。」

「彼らは完全に(人間の生活に)溶け込んでいる。もし彼らが10年早く現れていたら、状況は違っていたかもしれないが、私たち(EOLC-80メンバー)はここ数年、同じ太陽系の友人たちを受け入れるための様々な準備を進めてきた。」

※EOLC-80:異星人の調査およびその侵攻に備える小委員会

資料2 火星人の文明に興味を抱くロシアのL教授

 

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